竹富島の西桟橋

竹富島に観光に行ったなら、誰もが必ず行く有名な名所といえば、それは間違いなく西桟橋です。ここを見ずして竹富島へ行ったとは言えないでしょう。この島では、古い伝統的な街並みが有名ですが、それと並ぶくらい人気なのが、この西桟橋なのです。

西桟橋とは?

竹富島にある西桟橋の基本的な情報を紹介します。

西桟橋は、「にしさんばし」と読みますが、2005年12月に国の有形文化財に登録されました。このとき、お隣の黒島にある伊古桟橋も登録されています。この伊古桟橋もぜひ見に行ってほしいおすすめスポットです!

竹富町役場によれば、西桟橋の所有者は竹富公民館ということです。

長さは、100m超もありますが、1938年に構築されたこともあり、多数のひび割れが生じるなどの老朽化が進んでいました。そこで、2022年より2023年3月までに修繕工事が行われていました。

以下の写真は2015年の様子ですが、相当に傷んでいますね。

2015年当時の西桟橋
2015年当時の西桟橋

これが綺麗に改修されて以下の写真のようになっています。

2024年3月の西桟橋
2024年3月の西桟橋

昔は、竹富島には畑となる土地が少なく、お隣の西表島までこの西桟橋から木で作った船に乗って渡り、水田を作ったとされています。昔の船ですから、農作業のために決して近くはない西表島まで行くのは大変だったのではないでしょうか。こういった歴史についても思い浮かべながら桟橋を訪れてみてください。

桟橋の入り口には以下のような案内版もあるので、読んで歴史を知るのもおすすめです。

西桟橋の案内板
西桟橋の案内板

ちなみに、今は桟橋としては現役ではなく、石垣島からくる船などは島の北側にある竹富島フェリーターミナルを利用しています。

竹富島の西桟橋は夕日の名所

竹富島の西桟橋といえば、夕日です。夕日の名所として大変有名で、多くの人がその夕日を見たいと旅を計画するのですが、船の時間の関係で竹富島に宿泊しないと難易度が高いのが面白いところです。

石垣島から日帰りで西桟橋の夕日を見に行くなら、日没の時間と船の時刻表を見比べながら計画してください。そこで気づくことでしょう。

「南の島の日没はなんて遅いんだ!」と。

12月でも18時前くらいが日没時間ですが、竹富島発・石垣島行き高速船の最終便は、それより少し早い時間です。ちょっと難しいですね。

やはり、竹富島に宿泊して楽しんでください。

桟橋から見る夕日も素晴らしいですが、桟橋の少し手前から桟橋と共に見る夕日が最高です。

実はお昼の風景や夜の星空もおすすめできる桟橋

竹富島にも宿泊予定のない観光客の皆さんも諦めることはありません。この西桟橋は、夕日のとき以外も十分に見どころのある観光スポットです。

お昼の桟橋や桟橋から見る美しい海は、本当に癒されますし、桟橋の周りには小さな魚が群れている様子も見られます。

桟橋の先から向こう(西側)を見ると、少し遠くに小浜島と西表島が見えます。西表島の手前に小浜島があるのですが、ぱっと見ただけでは2つの島が同化しているように見えてわかりづらいかもしれません。

遠くに見える小浜島と西表島
遠くに見える小浜島と西表島

また、竹富島の宿泊者なら、ぜひ綺麗な夜景も見に行ってみてください。周りに灯りがないため、天気が良い日は最高の星空を見ることができます。石垣島の市街地では見ることのできない夜空を見られます。

西桟橋への行き方と位置

西桟橋までの行き方を紹介します。石垣島から行くなら、まず高速船で竹富島へ移動しないといけません。ユーグレナ石垣港離島ターミナルから安永観光や八重山観光フェリーが出している高速船に乗船して竹富島フェリーターミナルまで行きます。

このターミナルから、西桟橋は南西方向にあるのですが、道路は遠回りになっており、平坦な外周コースから行くか集落を通っていくか選ぶことになります。どちらも歩くと30分くらいかかりますので、夏の暑いときは少し厳しいですね。

レンタサイクルがあるので、他の観光もすることを考えれば、借りておくべきでしょう。レンタサイクルは、予約しておくと、フェリーターミナルまで送迎もあり便利です。自転車なら、すぐに簡単に行けます。

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石垣島trip・blue
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石垣島を中心とした八重山諸島が大好きな運営者が、実際に現地で見聞き・体験した情報を発信している。