竹富島を観光で、旅行で訪問した人にとって、最も印象深いのは、やはり竹富島の代名詞ともいえる古い街並み(町並み)ではないでしょうか。
この古くから残る風景を見たくて、八重山諸島に旅に来る人も少なくありません。
そして、その街並みを歩いて散策する人もいれば、観光用の水牛車に乗って楽しむ人もいます。そんな竹富島の街並みについて紹介します。
竹富島の伝統的な古い街並みの特徴
竹富島の伝統的な古い街並みは、1987年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。それだけでも興味が強くなりませんか?
伝統的な街並みの特徴とは?
竹富島の街並みと言えば、以下の点が特徴的です。
竹富島の街並みの特徴
- 赤瓦の屋根
- サンゴでできた石垣
- 白砂の未舗装の道
- 屋根の上のシーサー
この写真を見ると新しい赤瓦とやや古く見える赤瓦の屋根があるのがわかりますが、前述した重要伝統的建造物群保存地区に選定されたこともあり、長い期間に修理してきたのです。2020年の時点で8割近くが修理済みとのことです(修理は赤瓦だけではなく壁・柱なども行ったようです)。
サンゴの石垣も特徴的で風情があります。竹富島は、サンゴ礁が隆起してできたと言われていますが、この島の石垣はサンゴを積み上げたものでグックと呼ばれています。
竹富島の集落内は未舗装の白砂の道となっていて、これも特徴的です。都会慣れした人にとっては、レンタサイクルで未舗装の道を走ることを心配する人もいますが、落ちついてゆっくり進めば問題ありません。
写真には写っていませんが、赤瓦の屋根の上にシーサーが載っている家が多数あります。今も暮らしている民家が多いので、どこでも自由に出入りして見るわけにはいきませんが、通りから眺めてみるとよいでしょう。
竹富島と言えば花!
サンゴの石垣の間、未舗装の白砂の街路を散策していると、綺麗な花が目に飛び込んできます。また、集落の外でも様々な花を見ることができます。様々な南国の花を観賞できるのが竹富島の特徴でもあります。
竹富島の代表的な花
- ブーゲンビリア
- ハイビスカス
- デイゴ
人気のブーゲンビリアの見ごろは、春(4~5月頃)ですが、ほかにも、月桃・アマリリス・ニチニチソウ・プルメリアなど、本当に多くの南国の花を目にすることができます。見られる花は、季節による違いはありますが、1年を通して様々な花が見られるのも竹富島の魅力なのです。
以下のサイトで竹富島で見られる花が詳しく説明されているので、お好きな方はご覧ください。
3つの集落
竹富島には、以下の3つの集落があります。
- 西集落
- 東集落
- 中筋集落
このうち、西集落と東集落は島のやや北部にあり、竹富島フェリーターミナルから比較的近いこともあって、誰もが散策していますが、仲筋集落はそこからやや南側に行くため、訪れない人もいます。そう遠くはありませんし、仲筋集落にもカフェなどがあるので、散策してみてください。
Googleマップで竹富島の全体を見てみると、島の東の端、海の傍にも集落があるように思えますが、そこは宿泊施設「星のや竹富島」の敷地です。広大な敷地が宿泊施設になっていることがわかります。こちらも赤瓦の屋根の建物が多いのですが、伝統的な古い街並みというわけではなく、新しく建築されたものです。
なごみの塔からの風景は見られない
竹富島の象徴とも言うべき赤瓦の街並みは、高いとこらから見るとわかりやすいですし、美しい風景だと感じられます。西集落の中心部の少し高い丘(あか山)には、なごみの塔という小さな展望台があるのですが、そこから見る風景が人気でした。
しかし、展望台の劣化が進んでいるため、今は、登ることができません。それでもあか山へ上がりなごみの塔の足元まで行くと、赤瓦の街並みを見渡すことができるので、ぜひ行ってみましょう。
また、このなごみの塔のすぐ北側に「HaaYa nagomi-cafe」という飲食店があり、その上が「あかやま展望台(有料)」となっているので、そこから眺めるのもよいでしょう。
街歩きを楽しもう!竹富島は散策したい離島
竹富島を訪れたなら、ぜひ、島内をゆっくり散策してください。海水浴客の多いコンドイ浜や星砂で有名なカイジ浜は、街の中心部から少し距離があるため、レンタサイクルが便利です。しかし、集落は大きくないので、徒歩で散策するには丁度よいくらいです。
竹富島らしいサンゴの石垣や多様な花、赤瓦の住居などを楽しむなら、ゆっくり散策するのがお勧めです。
仲筋集落の方まで歩いて行く途中には、下の写真のような大きな井戸(仲筋井戸)があります。
きちんと案内看板もあって、この地域の歴史・言い伝え・文化を知ることもできます。こういうところは、街歩きの楽しみの1つですね。
西集落を散策していると、観光用のの水牛車に遭遇することも多いです。
ときには、下の写真のような風景を見られることもあります。なんともレトロな雰囲気がいいです。
そして、歩いて散策できる範囲には、西集落のさらに西側にある「西桟橋」という観光スポットがあります。ここは、夕日でも有名ですが、お昼でものどかな古い桟橋の風情を感じられるので、おすすめです。
観光の所要時間
町並みをゆっくり見ながら、たまにはカフェで休憩しつつ観光するなら、所要時間は1.5~2.5時間程度もあれば十分です。他の竹富島の観光も一緒にする人が多いと思いますが、その場合は、丸1日はかけてゆっくりすることをおすすめします。
時がゆっくり流れる島ですから、急いで観光するのはもったいないでしょう。島時間の感覚でゆっくり過ごしてはいかがでしょうか。
竹富島の町並み(集落)までのアクセス
竹富島の伝統的な古い町並み、つまり集落までのアクセスを紹介します。
石垣島の南部にあるユーグレナ石垣港離島ターミナルから、高速船にのって約10~15分で竹富島フェリーターミナルに到着します。高速船は、安永観光や八重山観光フェリーが運航していますが、どちらに乗っても所要時間・料金はかわりません。
竹富島フェリーターミナルから東集落の中心部付近まで徒歩15分くらいですから、歩いて行っても全然大丈夫です。事前にレンタサイクルを予約しておけば、その集落までの送迎してくれるサービスもあって便利です。
竹富島観光は、西桟橋やカイジ浜(星砂の浜)、コンドイ浜など、どこへ行くにも自転車が便利ですから、借りていってはどうでしょうか。
投稿者プロフィール
- 石垣島を中心とした八重山諸島が大好きな運営者が、実際に現地で見聞き・体験した情報を発信している。
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