川平湾は石垣島の絶景で有名な観光スポット

石垣島へ観光に行った人なら必ず行く、有名で人気の観光スポットが川平湾です。初めての石垣島旅行で川平湾を訪れない人はかなり少数派でしょう。

そんな川平湾の基本情報から、アクセス方法、所要時間、駐車場、現地でできるアクティビティなどを紹介します。

川平湾とは

まずは、川平湾についての基礎情報から紹介します。

川平湾はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの三ツ星

川平湾といえば、ミシュラン（ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン）の三ツ星として有名です。ミシュランでは、一つ星から三つ星の3段階で、三ッ星は最上級となっていて、「わざわざ旅行する価値がある」ものとしています。

飲食店のミシュランは高級店が多いですが、グリーン・ガイドはそんなことないですから、安心して行ってみてはいかがでしょうか。

参照：ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン

ミシュラン以外にも日本百景や西表石垣国立公園の第1種特別地域、日本の名勝（川平湾及び於茂登岳）にも指定されていて、世界中の旅行者を魅了している観光地です。

※名勝とは、国や自治体が、芸術上または観賞上価値が高い土地として指定する文化財で、庭園や渓流、市右舷、高原、山などが対象となりえます。

絶対に行くべき絶景が待っている！

この前振りや写真から容易に想像できると思いますが、それだけ素晴らしい絶景があなたを待っています。繰り返し八重山諸島に観光に行く人が、何度でも行ってみたいと思うほどの景色を堪能できるので、迷わず行ってみてください。

湾内には小さな島々があって美しい

川平湾のなかには、川平湾小島やマジパナリ、サイパナリなど、小さな島々がたくさんあり、このあたりの美しい光景を構成しています。いずれも無人島ですが、一部には後述のツアーなどで渡ることもできますので、時間があるなら挑戦してみてはいかがでしょうか。

こんな絶景を見られる名所は少ない、川平公園展望台からの素晴らしい眺め

いろいろな観光地を訪れてきましたが、また行ってみたいと思ってもそう簡単にまた訪れるほどのスポットはそう多くないのではないでしょうか。

川平湾が紹介されるときに使われる写真の多くは、川平公園展望台から撮影したものですが、この展望台には必ず行ってください。到着して最初に行くことをお勧めします。エメラルドグリーンの海や島々を眺めて感動することでしょう。

展望台からの風景を堪能した後は、砂浜に降りて歩いて綺麗な砂浜と海を楽しんでください。季節と曜日によっては、展望台近くの階段を下りた付近は人が多いですが、砂浜を北の方へ歩いて行くと徐々に人も減り、静かな風景も楽しめます。

夏の暑いときでも、岩陰の砂浜に敷物を敷いて寝転んでいると風が気持ちよくて本当に最高の気分になります。

また、ぶざま岳へ登っていく途中にある川平湾絶景テラスから眺める川平湾はさらに最高の絶景です。少し難易度が高めのスポットですが、自信がある人ならお勧めです。

白く美しい砂浜を堪能

展望台の横の階段を砂浜へ降りていくと白砂の美しい砂浜と綺麗な海を間近に見ることができます。遊泳はできませんが、膝くらいまで海へ入っている人は多いです。

ただし、展望台に近いところは、グラスボードの発着場になっていることもあって、時期によっては人混みになっていて少し落ち着かない感じです（以下の写真）。

お勧めは、砂浜をずっと奥まで歩いていくことです。景色を見ながらゆっくり散歩するように歩いて行けば苦にもなりません。少し奥へ行くだけでこんなに人が少なくなります（以下の写真）。

ゆっくり美しい風景を楽しむことができますね。砂浜に座ったり寝転がったりして、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。季節と時間帯によっては、岩陰があってゆっくりするには最高です（以下の写真）。

さらに奥へ行くと、以下の写真のようにまた違った風景も楽しめます。

以下の写真のように、海の色のグラデーションも美しいですね。

川平湾で有名なアクティビティ

川平湾での主な楽しみ方は、ゆっくり歩いて風景を眺めることだと言えますが、実は現地に行くといくつかのアクティビティを楽しめるので、ぜひ参加してみてください。

グラスボート

川平湾の駐車場に到着して歩き出すとすぐに、グラスボートの看板がいくつも見えます。泳がずにサンゴやウミガメ、魚たちを簡単に見られることもあり、川平湾で人気ナンバーワンのアクティビティになっています。

多くの場合は事前の予約なしで参加できますので、当日の気分でグラスボートに乗るかどうか決めてもよいでしょう。ただし、繁忙期は念のために予約も考えましょう。また、HPから事前予約しておくことで、割引となることもあるので、時間を決めて行動する人なら良いかもしれません。

シュノーケルツアー

川平湾やその近辺では、いくつものシュノーケルツアー業者がツアーを開催しています。ガイドツアー業者なら、必要な道具類も貸してもらえますし、お勧めのポイントを教えてもらえるので、参加してみてはいかがでしょうか。

ただし、人気が高いため、早めに予約しておくことをお勧めします。ハイシーズンは10日ほど前でも予約を取れないことがあります。

SUP（スタンドアップパドル）

SUP（スタンドアップパドル）を知っていますか？

略称でサップと呼んでいる人が多いですが、ボードを水面に浮かべてパドルで漕いで進んでいくものです。川平湾のSUPは綺麗な湾内を巡れることから人気のアクティビティです。

ボードの上に立った状態で漕いでいくのですが、膝立ちでも構いません。膝立ちなら初心者でもそう難しくはないですし、綺麗な川平湾なら海に落ちても全然問題ないですね。むしろ、気持ちいいでしょう。シュノーケルツアー程の業者数がないので、やはり早めの予約がお勧めです。

無人島・カヤックツアー

川平湾にはいくつもの無人島があり、展望台から眺めていると行って見たくなる人もいます。そんな願いをかなえてくれる現地ツアー業者もあります。ただし、季節が限定されていることもあるので、各社のHPで確認してから行くとよいでしょう。

ツアーによりますが、カヤックで無人島へ行くものがあり、アクティブ派にはお勧めです。綺麗な海を身近に感じられることでしょう。

カヌーのレンタル

ツアーではないですが、カヌーのレンタルもあります。これは経験者でないと少し危ないですが、経験者なら検討してはいかがでしょうか。あの綺麗な川平湾で優雅にカヌーというのもいいですね。

川平観音堂

川平湾観光のとき、駐車場から展望台へ行く際に必ず目にするのが、川平観音堂です。

川平湾は、もともと風待ちの湾（＝海況が悪い時に船が湾内で待つ場所）でもあり、航海安全や無病息災の観音様といわれています。

癒される雰囲気がある観音様も訪れてみてください。

他にもある！川平湾の美しい風景の楽しみ方

川平湾の観光は、川平公園展望台やその下のビーチから眺める川平湾の風景が最も有名であり、多くの観光客の楽しみ方ですが、他に川平湾の美しい風景の楽しみ方がありますので、それを紹介します。

川平湾を望むパーキング

川平湾の南東に川平湾を望むパーキングがあります。沖縄県道79号線（石垣港伊原間線）の道路沿いにあるパーキングで、そこから眺める川平湾は川平公園展望台から見る風景とはまた違った良さがあり、おすすめです。

川平公園展望台は、川平湾の中心部付近をすぐ近くで見られるのですが、川平湾を望むパーキングからは、湾全体を眺めることができます。この付近は少し高くなっているので、斜め上から見下ろすような角度になります。

車さえあれば、簡単に行くことができ、このパーキングは無料ですから、気軽に行けますね。

以下の地図がそのパーキングの位置です。川平公園展望台から出発すれば、米原ビーチ方面へ向かう途中にあります。

川平湾絶景テラス

もう1つお勧めする川平湾の風景を楽しむことができる名所があります。それが、その名も川平湾絶景テラスです。

その名にあるとおり、本当に川平湾の絶景を眺めることができ、感動すること間違いなしです。

ぶざま岳という山へ登る途中にあり、高さもあるため、川平湾の全景を高いとこから見渡すことができ、近くで見る眺めとは全く違った良さがあります。

ただし、１つ大きな問題があります、前述した「川平湾を望むパーキング」とは違い、「川平湾絶景テラス」は、難易度が高めです。気軽に行く場所ではなく、注意事項を把握した上で、しっかり準備してから行くか、ガイド付きツアーで行くことをお勧めします。

この絶景ポイントへの行き方や注意点などは、以下を参照してください。

川平湾観光の所要時間

美しい絶景を見て、ビーチを軽く散歩する程度なら、1時間程度でも可能です。しかし、せっかくの超有名で本当に絶景の観光地を1時間で済ませるなんてもったいないですね。

グラスボートに乗るのもよいですし、ビーチでゆっくりするのもいいでしょう。3時間～半日程度はかけるつもりで行くことをお勧めします。

初めての川平湾観光で、且つシュノーケルやSUPなどのツアーも利用するなら、1日遊ぶつもりでよいでしょう。その場合、川平湾の近くで宿泊するのも良い案です。

また、前述した「川平湾を望むパーキング」は、10分くらいの短時間でもよいですが、「川平湾絶景テラス」はそれだけでも2時間余りの時間がかかります。

満潮か干潮かどちらの時間帯がよいか意見がわかれることがありますが、それぞれの違った風景を見ることができ、どちらも美しいです。ただ、満潮に近い方がより綺麗だとの声の方が多いでしょうか。以下は満潮時に川平湾です。

服装・持ち物

季節に合わせた服装で問題ないですが、風が強いことも多いことは考えておきましょう。また、ビーチを歩くし、足だけ海に入る人が多いのでサンダルがある方がよいです。半パンがベストですね。川平湾は流れが速いときがあって危険で、遊泳危険との看板が出ていますので、泳ぐ人はほとんどいません。よって、シュノーケルツアーなどに参加しない限り、水着は不要です。

トイレ・飲食店・費用

川平展望公園の近くにある飲食店やトイレの情報、観光にかかる費用の説明をします。

トイレは綺麗で使いやすい

トイレは綺麗で大きなものがあり、ストレスなく利用できるでしょう。トイレ前にあるオレンジのタンクに蛇口があり、ビーチで付いた砂を落とすことができて便利です。このトイレは、第1駐車場のすぐ横にあります（他にもありますが、こちらが最も綺麗でおすすめ）。

ただし、展望台の近くにあるトイレは古いので、上のトイレの方がおすすめです。

飲食店

川平公園展望台の近隣には飲食店が多く、第1駐車場近くの石垣牛バーガーや塩サーターアンダギーは人気です。

塩サーターアンダギーで有名なトロピカルカフェマス

トロピカルカフェマスの塩サーターアンダギーは、小腹がすいたときに丁度いいですね。石垣島の天然の塩を使っているのが特長で、石垣島で一番美味しいと言う地元民も多いです。

目の前で揚げていて、食欲をそそられますし、揚げたてを食べられるなんて最高です。

マリヤソフトのソフトクリームも人気でコーヒーフロートが個人的に好きです。

石垣牛のハンバーガーと言えばHeart Land

川平湾でお昼ごはんを食べるなら、人気の石垣牛バーガーはいかがでしょうか。

Heart Land川平店のジューシーで美味しいハンバーガーを食べれば満足できるでしょう。

施設情報・費用

ビーチや川平公園展望台は無料で、駐車場は有料です。駐車場の詳しい情報は後述します。

入場料	なし（無料）
駐車場	あり（有料）
トイレ	あり
飲食店	多数あり
自動販売機	あり
営業時間	施設ではないため、設定なし ただし、有料アクティビティは各業者による
定休日	施設ではないため、設定なし ただし、有料アクティビティは各業者による

川平湾へのアクセス方法と駐車場

川平湾へのアクセス方法と駐車場情報を紹介します。

車・レンタカー

川平湾へ行くなら、最も便利でお勧めの方法はレンタカーです。車なしでは動きづらい石垣島ですから借りておくと無難です。

新石垣空港（南ぬ島 石垣空港）から川平湾まで車で30分ほどです。石垣市街地を通らず、途中の信号も少ないルートで行けるので早いです。石垣市街地から川平湾へ行く場合も30分ほどです。車さえあれば全く問題ないですね。

駐車場

駐車料金は前述のとおり有料です。具体的な料金は以下のとおりですが、3時間駐車していても400円です。

時間	料金
最初の1時間	200円
以後1時間ごと	100円

ただし、上の写真のように現在ではクレジットカード、電子決済のみとなっています。まだ日本では珍しいのではないでしょうか。

基本的には、第1駐車場か第2駐車場を利用することになります。

お勧めはお店や展望台に最も近い第1駐車場ですが、シーズンや時間帯によっては満車になっていることも多いです。満車の場合はすぐ隣にある第2駐車場が便利です。こちらも満車ということもありえますが、しばらく待っていたら、どんどん空きがでるので、それほどストレスは感じないでしょう。

第2駐車場から少し奥（北）へ進むと川平湾海浜利用者専用駐車場がありますが、夏の暑いときは展望台まで歩くのは少しきついと感じる人もいるかもしれません。

路線バス

川平湾まで路線バスで行くこともできます。しかし、石垣市街地からバスで行こうとしても、1時間に1本くらいのペースしかないため、時刻表の事前確認が必須です。市街地のバスターミナルから片道700円程度かかるため、人数や往復運賃のことを考えれば、レンタカーの方がよい選択肢になりそうです。ただし、石垣島には、1日フリーパスや5日間フリーパスといったお得なバスのプランもあるので、他の予定との関係で決めてください。

参照：路線バスの時刻表

タクシー

少し遠くてコストもかかりますが、川平湾までタクシーで行くこともできます。石垣市街地（離島ターミナル付近）から片道5,000円弱くらいです。川平湾は有名観光地なので、帰りのタクシーも拾える可能性はあるものの、少し心配になるところです。

時間がなくてタクシーを利用するときは、川平湾までタクシーで行き、帰りはバスの時刻に合わせて戻る計画をお勧めします。

川平湾の地図

川平湾の凡その場所は以下の地図で示しているところです。

実際の詳細な場所は以下の地図（Googlemap）でご確認ください。