石垣島には数多くの絶景の展望台や展望スポットがあります。玉取崎展望台や平久保崎灯台、川平公園展望台、エメラルドの海を見る展望台などが有名です。
実は、石垣島には他にも多くの展望台があります。そのなかには、有名スポット違って人が少ないために、ゆっくりとした時間を過ごせる良さを感じられる穴場のスポットもあります。今回紹介するのは、その1つである「南の島の展望台」と「渡り鳥観察所」です。
南の島の展望台と渡り鳥観察所は、すぐ近くに隣接するため、一緒に紹介します。
南の島の展望台と渡り鳥観察所
最初に、南の島の展望台と渡り鳥観察所は、2つともバンナ公園のなかにある施設ですが、その基本的な特徴を紹介しておきます。
南の島の展望台
何か大きめモニュメントかと思わせるような独特の姿をしているのが、バンナ公園にある南の島の展望台です。
大きな岩の台座のようなところに、これまた大きな岩のような姿の展望台があります。洞窟のなかへ入って行くようなイメージの入口になっていて、登ってみると、2階部分と屋上部分から周りの風景を楽しむことができます。
2階部分は上の写真のように屋根があるので、雨宿りもできますね。
この展望台から見られる風景は、名蔵湾から、於茂登岳、陸上自衛隊の基地、新石垣島空港などと、南の島らしい田園風景です。上の写真は、於茂登岳と田園風景です。
ここは、スロープがあるので、車いすでも上がれるところがよいところですね。
渡り鳥観察所
南の島の展望台のすぐ南側に位置しているのが、渡り鳥観察所です。こちらもバンナ公園のなかにある施設です。カンムリワシの卵の形をした一風変わった楽しい形状ですね。内部は鉄骨の階段になっていて、展望フロアへ登る必要があります。
南の島の展望台より、やや高い位置にあるものの、見渡せる風景はほとんど同じです。ここからは、目前にある南の島の展望台も見えますが、見られる景色に大きな違いはありません。
ただし、渡り鳥観察所という名のとおり、こちらは周りの景色を見るためというよりも、渡り鳥を観察するための施設です。それだけに展望フロアには、鳥の写真と説明の看板が設置されています。とはいえ、すぐ近くに同じようなものが必要だったのかと思えなくもないですね。
ちなみに、無料の望遠鏡があるので、ぜひ使ってみてください。
バンナスカイラインのドライブ途中で立ち寄れる
南の島の展望台と渡り鳥観察所は、バンナ公園の中を通るバンナスカイラインの途中にあるので、ここをドライブするときに立ち寄るスポットです。このルート上には、石垣島では有名なエメラルドの海を見る展望台もありますが、見られる風景が異なるので、どちらも立ち寄ってみるとよいでしょう。
人が少ない穴場スポット
エメラルドの海を見る展望台には、毎日、多くの人が訪れていて、主に南側の風景(綺麗な八重山の海や竹富島など)を眺めています。
南の島の展望台と渡り鳥観察所は、主に北側の風景を見られるスポットですが、海を近くに見られないからか、それほど人気がなく、いつも人がいないか、いても僅かです。エメラルドの海を見る展望台よりも、石垣島らしい田舎の田園風景を見られる穴場のスポットと言えるでしょう。
星空の観察にも使える
南の島の展望台と渡り鳥観察所は、石垣市街地との間に山があるため、夜は本当に暗いです。それだけに、天気がよいときには、星空の観察に適しています。お天気次第では、夜空の観察に行ってみてはいかがでしょうか。
所要時間
南の島の展望台と渡り鳥観察所の所要時間は、それぞれ10~20分くらいです。両方に立ち寄るなら、合計で20~30分くらいです。似た風景ですから、いずれか1つだけに立ち寄る人も多いですね。
施設情報
南の島の展望台と渡り鳥観察所の施設情報を紹介します。
南の島の展望台
住所 | 沖縄県石垣市名蔵 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | あり |
自動販売機 | なし |
営業時間 | 設定なし |
定休日 | 設定なし |
予約方法 | 不要 |
近隣の飲食店 | 徒歩圏にはなし |
主なアクセス方法 | 車(レンタカー)で市街地から15分くらい |
渡り鳥観察所
住所 | 沖縄県石垣市名蔵 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |
自動販売機 | なし |
営業時間 | 設定なし |
定休日 | 設定なし |
予約方法 | 不要 |
近隣の飲食店 | 徒歩圏にはなし |
主なアクセス方法 | 車(レンタカー)で市街地から15分くらい |
トイレがあるのは、南の島の展望台だけですのでご注意ください。割と大きくて綺麗なトイレです。
アクセス方法と駐車場
南の島の展望台と渡り鳥観察所へのアクセス方法(行き方)と駐車場情報を紹介します。
車・レンタカー
南の島の展望台と渡り鳥観察所へ行くなら、基本的には車で行くことになります。バス停からは非常に遠いのでバスで行くことはできませんし、自転車(レンタサイクル)で行くには坂道がきついので、厳しいです。レンタカーを借りていくのがよいでしょう。
市街地から行くなら、沖縄県道208号線(石垣浅田線)を北上し、八重守の塔がある交差点を右折して、バンナ公園南口方面へ向かいます。くねくねと急な坂道を登っていくとエメラルドの海を見る展望台があるので、そこを通過して進んでいきます。
しばらくそのまま進むと、南の島の展望台と渡り鳥観察所に到着します。下の写真のような看板もあるので、見つけやすいでしょう。
駐車場
南の島の展望台と渡り鳥観察所には、それぞれの駐車場があります。駐車可能な台数は少ないですが、訪れる人が少ないので、駐車スペースに困ることはないでしょう。
地図
南の島の展望台と渡り鳥観察所の場所は以下の地図のとおりで、渡り鳥観察所は南の島の展望台のすぐ南側にあります。この2つのスポットの移動は車で1分です。
石垣島全体の中で見れば、南部の市街地に近いエリアです。
投稿者プロフィール
- 石垣島を中心とした八重山諸島が大好きな運営者が、実際に現地で見聞き・体験した情報を発信している。
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