ぶざま岳と川平湾絶景テラス

石垣島には、いくつも絶景で有名な展望所や人気の風景を眺められるスポットがあります。

そんな絶景ポイントのなかでも、地元の人でも知らない人が多いという知る人ぞ知る、隠れた絶景ポイントが石垣島の西部にあります。それが、ぶざま岳にある川平湾絶景テラスです。

川平湾絶景テラスという名前からして、それは本当に絶景なんだろうと思いますよね!

最高に素晴らしい景色を誇るぶざま岳からの川平湾を川平湾絶景テラスから、ぜひ眺めてほしいものですが、実は、難易度の高い名所でもあり、誰でも気軽に行ける場所ではありません。そんな隠れた名所であるぶざま岳とぶざま岳から眺めた川平湾を紹介します。

ぶざま岳と川平湾絶景テラスとは

川平湾絶景テラスからの眺望
川平湾絶景テラスからの眺望

ぶざま岳とは、石垣島の西部にあり、近くの有名観光地と言えば、川平湾や御神崎などがあります。

標高は322mですから、低山ですから、誰でも簡単に行けそうに考えがちですが、慣れない人にはそれなりにリスクがあり、気軽に行くべき場所ではありません。

登山道のようになっていますが、途中でルートがわかりづらくて道に迷う人(遭難者)が出ており、注意が必要です。

この山へ行く人が増えつつあるのは、川平湾絶景テラスと呼ばれる岩場からの絶景の存在が知られるようになってからです。

ぶざま岳の場所と川平湾絶景テラスへの行き方

前にも触れましたが、ぶざま岳はなかなかの難所です。トレッキング慣れした人ならよいですが、トレッキング経験がほとんどない人は、ツアーに参加することをお勧めします。一応、行き方を記しておきますが、トレッキング慣れしていない人はやめておきましょう。

山頂まで行く必要はない

ここまで散々、ぶざま岳、ぶざま岳と言ってきた後で何ですが、川平湾絶景テラスへ行くなら、ぶざま岳の山頂へ登る必要はありません。川平湾絶景テラスは、山頂まで行く途中にあるからです。山頂は大した眺望もなく、多くの人にとって行く必要はないでしょう。

川平湾絶景テラスまでの所要時間

登山口となるスペースから、川平湾絶景テラスまでは歩いて行くしかないですが、その所要時間は片道で40~60分ほどです。登山をしたことがある人ならわかると思いますが、歩くペースによって小さくない時間差があります。コースの最後の方は急な坂もあるし、途中でルートがわかりづらくて迷ってしまうともっと時間がかかる人もいるでしょう。

テラスでの滞在時間と往復の時間を考えれば、2時間以上(ゆっくり歩く人なら3時間くらい)の所要時間を考えておきましょう。

ちなみに、石垣島の市街地中心部から登山口となるスペースまでは、車で30分くらいです。バス便が少ないため、多くの人はレンタカーで行くことになるでしょう。

登山のスタート地点は見つけづらい

最初の難関は、スタート地点を見つけづらいことです。そこからか!と思うかもしれませんが、あまり目印になるものがないのです。

市街地から向かう場合、県道9号線(石垣港伊原間線)を川平湾方面へ進み、崎枝という地域まで行きます。Googlemapで見ると「ペンション石垣トマタ松」と「石垣商店」が表示される個所がありますが(2023年9月8日時点)、その間にある道を東へ入っていきます。

川平湾絶景テラスへ行く道

上のような道をしばらく進んでいくと、以下の写真のように行き止まりになります。

川平湾絶景テラスへの登山口

ここがスタート地点になります。つまり、県道9号線から曲がる道さえわかれば、たどり着けますね。

この場所は、駐車場はないため、道路端に駐車して登る人が多いようです。

追加情報(2024/1/4に追記)

上のスタート地点の写真を見ると、ここから入っていくのかと思うとちょっとハードルが高そうに見えますね。しかし、その後、久しぶりに行ってみるともっとハードルが上がっていました!

これは、2024年1月2日に行ったときの同じスタート地点の様子です。

「おいー!これは無理やろ!」って突っ込みいれてしまいました。

見てのとおり、アスファルトの切れ目から先はただの草むらです。現地でよく見ると、なんとく人がたまに通っていそうな跡、というかほとんど獣道のようなルートが確認できました。

前に一度行っていてわかっているだけに、チャレンジできましたが、初めて行ってこの状況だったらあきらめるかもしれません。それだけ、ハードルが高く感じられました。

ぶざま岳の登山口の地図

このぶざま岳の登山口の凡その場所は以下の地図で示しているところです。

ぶざま岳の登山口
ぶざま岳の登山口

実際の詳細な場所は以下の地図(Googlemap)でご確認ください。

容易には行けない難所ゆえの感動を味わえる

さて、登山ルートがどのような感じなのか気になりませんか?

既に、トレッキング慣れしていない人が行くと危ないとか、遭難者が出ているとか書いているわけですから、実際にどういうルートになっているのか、事前に確認しておきたいですよね。ここでは、ルート上の様子を紹介します。

狭い登山ルート

登山ルートへ入ってしばらくは上の写真のようなところを進んでいきます。植物がルート上に覆うようになってい箇所が多いので、慣れないとこの時点で不安になるかもしれません。

危険を促す看板

しばらく進んでいくとゲートのようなところがあり、そこには大きな文字で「危険」と書いて看板が出ています。読んでみると、ハブ・ヒル・急斜面などに注意と記載があります。ハブもヒルも嫌ですが、特にヒルの被害が本当に多い場所です。

サキシマスオウノキ

川平湾絶景テラスが有名になりつつある観光スポットですが、実は、ルート上には他の見どころもあります。上の写真はサキシマスオウノキ(訂正:ギランイヌビワ)ですが、なかなか見事な板根ですね。こういうものがたくさん見られます。

訂正情報(2024/2/11に追記)

見事な板根の植物で、サキシマスオウノキと思っていましたが、正しくはギランイヌビワというそうです。

川平湾絶景テラスの岩場

さらに、途中の急な坂やわかりづらいルートもピンク色のテープを頼りに進んでいくと、突然、上の写真のような岩が目の前に現れます。本当に突然現れた!という感じの場所です。その岩を登ったところが、川平湾絶景テラスです!

ぶざま岳から眺めた川平湾の絶景!

頑張って到着したぶざま岳の川平湾絶景テラスからの素晴らしい眺めをご覧ください。

川平湾絶景テラスから眺める川平湾の絶景

こんな絶景が見られる!!

川平湾絶景テラスと呼ばれる岩場で

これがぶざま岳へ行くルートの途中にある川平湾絶景テラスと呼ばれる岩場です。あまり人が多いと危ないですね。

川平湾絶景テラスから見た川平湾

ワイドに撮影するとこんな感じに。

本当に素晴らしいところで、いくらでもゆっくりと眺めていられそうです。

川平湾

川平湾はこんな感じです。この時は干潮でしたが、満潮のときはもっと絶景かもしれません。満潮の時間を狙っていくのもよいでしょう。

山から見る石垣島の絶景としては、野底マーペーや屋良部岳のトロルの舌も有名ですが、これらを超える?と言っても過言ではない眺めです。

追加情報(2024/1/4に追記)

前述の写真は川平湾が干潮のときでしたので、もっと潮が満ちているときにも行ってみたので、写真を追加掲載します。

潮が満ちている川平湾の様子
潮が満ちている川平湾の様子

どうでしょうか?やはり、潮が満ちているときがよりお勧めできますね。行くときは、ぜひ満潮の時間近くに合わせて行ってみてください。

川平湾絶景テラスへ行くリスクと対策

最後に、改めて川平湾絶景テラスへ行く人にとってのリスクを紹介します。

道に迷う・遭難する

何度も書いているように、トレッキング慣れしていない人にとっては、道に迷う可能性があるので注意が必要です。ルート上には、テープで進むべき道を示してくれているものの、実際に行ってみると途中でわかりづらいところがあり、私自身も少しルートを外れました。

すぐにおかしいと気づいてルート上へ戻ることができましたが、やはりリスクを感じました。

追加情報(2024/1/4に追記)

この川平湾絶景テラスまでのルート上は、人が少ないという特徴があり、2024年1月2日に行ったときは、往復ともに誰にも会いませんでした。山に慣れていない人が一人で行くことのないようにしましょう。

ヤマビルが非常に多い

歩いていると虫・蚊も多かったですが、何よりもヤマビル(ヒルの一種)が多くて大変です。川でなくても、ヒルがいて、被害にあう人が続出しています。ヒルにやられると、流血が止まりません。被害にあったときは、しっかり水で洗い流して、噛まれた箇所にはいった毒素を押し出すようにしてください。

シューズに取りついたヤマビル
シューズに取りついたヤマビル

上の写真は、シューズのかかと部分の下の方に取りついているヤマビルです。茶色のものが写っていますが、それがヤマビルです。取っても、取っても何度もシューズに着いていて、大変です。少なくとも5~10分おきにシューズやソックスなどを確認し、上着やパンツ類もたまに確認しながら進んで行きましょう。

シューズなどについているヤマビルは、小石で取るのが一番早かったです。シューズに嚙みついているようで、すぐに取れないものも多いので、根気よく対応していきましょう。

また、対策としては、トレッキングシューズ、長めの靴下、長ズボン、長袖のシャツが必須です。経験上、パンツ類の裾から侵入してくるので、ズボン(パンツ類)を靴下の中へ入れてしまう方がより防御力が高いです。見た目よりも対策を考えてください。

季節によっては暑いですが、ヤマビル対策を優先すべきでしょう。海へ行った後にサンダルで気軽に行ってしまうと最悪なことになるでしょう。

バスで行くなら時刻表を要チェック

バス便が少ないところですから、バスで行くこと自体をあまりおすすめしませんが、どうしてもバスでしか行けない人は、時刻表をチェックしておいてください。

川平湾絶景テラスの下に転落しないように

川平湾絶景テラスは、大きな岩場ですが、そのスペースはそれほど広くありません。多くの人が一緒に岩場の上からの絶景を楽しめるところではなく、混雑するとややリスクがあります。岩の上は、3人くらいまでが快適でしょうか。

川平湾絶景テラスからの素晴らしい景色に気をとられて岩から転落しないように充分に気を付けてください。

お勧めはガイドツアーへの参加

繰り返しますが、トレッキング慣れしていない人が行くのはあまりお勧めではありません。また、車が無いと行きづらいところでもあります。それだけに、ガイドツアーに参加することも考えてください。石垣島の3大絶景トレッキングスポットへは、現地ツアーで連れて行ってもらう楽しみ方もおすすめです。