米原ビーチはシュノーケルに適した石垣島屈指の人気ビーチ、行き方や駐車場も紹介

石垣島へ遊びに行くなら必ず行くスポットなのが、ビーチですね。

青い空、白い砂の美しいビーチを石垣島旅行の最大の目的としている観光客は本当に多いです。

石垣島には、本当に多くのビーチがあり、どこへ行くべきか迷う人も多いでしょう。多くの人が知っている有名ビーチから、人が少ない穴場ビーチまで多様なものがありますが、今回、紹介するのは有名で且つ楽しく遊べる米原ビーチです。

米原ビーチの基本情報

最初に米原ビーチの基礎的な情報を整理しておきます。

特徴

米原ビーチは、石垣島の中部にある広い砂浜のビーチで、気軽にサンゴ礁やシュノーケルを楽しめることでも有名です。海に入ってすぐの場所でも、遠浅な上に魚の種類が豊富なので子供も楽しみやすいです。後述しますが、車が無いと行きづらいところがデメリットです。真栄里ビーチと米原ビーチが石垣島で人気の2大ビーチと言ってもよいでしょう。

米原ビーチの読み方

米原ビーチの読み方は「よねはら」ビーチです。関西の人なら「まいばら」と言ってしまいそうですが「よねはら」ですのでお間違いなく。

米原ビーチでの遊び方

米原ビーチへ行ったとして何をして遊ぶのか？ということですが、代表的な遊び方、過ごし方を紹介します。

普通に海水浴＆シュノーケル

この綺麗な海ですから泳がない手はない！ぜひ、海水浴を楽しんでください。しかし、ただ泳ぐだけではもったいないビーチです。ぜひ、シュノーケルをやってみてください。あまり沖へ出ない前提なら、初心者もシュノーケルを試してほしいです。

ビーチ近くでシュノーケルセットのレンタルもしているので、道具を持っていなくても水着があれば大丈夫です。ビーチからエントリーしてすぐにサンゴと多種多様な魚たちがあなたを迎えてくれるでしょう。

ビーチでのんびり

米原ビーチは本当に広いビーチで、砂浜も海も美しいですし、遠くには水平線も見られます。たとえ泳がないとしてものんびり海を眺めるだけでもよいところです。ただし、あまり日陰になるところが多くないので、日商対策は考えておきましょう。

広いビーチから眺める夕日もいいです。季節によりますが、川平湾の向こう側へ沈んでいく夕日を見られます。

現地ツアーに参加（シュノーケルツアー）

米原ビーチの周辺では、現地ツアーを催行しているツアー会社が多いです。最も人気なのは、ビーチの近くにある青の洞窟とシュノーケルを組み合わせたツアーで、実は米原ではなく、市街地のツアー会社もよく催行しています。市街地のツアー会社は基本的に市街地との送迎もしているので参加しやすいですね。

ちなみに、青の洞窟が米原ビーチから近いとは言ってもビーチから歩いて行くには遠いです。ご注意ください。

シュノーケルで見られる海中の写真と動画を公開

シュノーケルで見られる海の中の様子は、写真や動画を見るのが一番わかりやすいので、こちらで公開しておきます。

シュノーケリングの際に撮影した写真

米原ビーチで実際にシュノーケルをして、見られた海中の様子を写真で紹介します。

この時は大潮の干潮ということで、サンゴの頭が海面から出ているところもあるくらい浅いので、砂浜から入ってシュノーケルセットを持ったまま少し歩きました。

シュノーケルを始めると浅瀬でも青くて綺麗なルリスズメダイなどの魚がたくさんいます。シュノーケルが初めての人やお子さんでも気軽に楽しめる範囲で見られます。

フウライチョウチョウウオです。漢字で書くと、風来蝶々魚だそうで、風に吹き寄せられたように、どこからともなくやって来る魚ということでしょうか。面白いですね。

こちらは、ゴマモンガラ。

歯が鋭くて、指をかまれると千切れることもあると言われており、手を出してはいけません。

ほかにもいろいろな魚たちに出会えます。この日は、デバスズメダイ、オヤビッチャ、セナスジベラ、ハマクマノミ、ブダイの仲間や名前を知らない魚たちを見ることができました。

シュノーケルの中級者以上の人なら、リーフエッジを目指す人もいると思いますが、そのリーフエッジ付近の様子が上の写真です。魚の種類と数が大幅に増えますね。そして、水質がビーチ付近よりもよくなり、透明度が抜群です。

しばらくリーフエッジにそって泳ぎましたが、本当に綺麗で魚が多いです。

大きな魚もたくさん見られます。

ただ、このときはまだ3月でウェットスーツなしでしたので、リーフエッジ付近の海水温の低さに耐えられず、早々にビーチへ戻ることにしました。

波が高い時やうねりがあるときは危ないので、リーフエッジには近づかないようにしましょう。

シュノーケリングの際に撮影した動画

下の動画で、このときのシュノーケリングの様子を紹介しています。写真より、水質や魚の多さなどが分かりやすいと思いますので、ご覧ください。

米原ビーチでの注意点

米原ビーチへ行くならぜひ知っておいて欲しい注意点をあげておきます。行く前にご覧ください。

米原ビーチで最も注意すべきはリーフカレント（離岸流）

米原ビーチで海遊びをする人なら、必ず知っておくべき注意点があります。

それは、リーフカレント、つまり離岸流のリスクです。

石垣島では他にもよくリーフカレントによる水難事故が話題になりますが、米原ビーチもそのリスクがあるビートとされています。

離岸流とは、岸から沖へ向かう流れのことで、見た目では気づきづらい流れのため、その流れに乗ってしまうとあっという間に沖まで流されてしまうリスクがあるのです。波がビーチへ押し寄せるイメージがあると思いますが、その海水は戻っていくわけで、沖への流れができるわけです。

そして、サンゴ礁があるところでは、サンゴ礁の内側（岸側）から外側へ向かう流れが発生しますが、これがリーフカレントと呼ばれるものです。

イメージがつかめない人は、図などで説明しているＷＥＢサイトがあるので、ご覧ください。

米原ビーチへ行くと、大きな目立つ看板でリーフカレント（離岸流）について注意が促されています。

ライフジャケットの着用がおすすめになっている

リーフカレント（離岸流）のリスクのことを考えれば、ライフジャケットと着用しておくことをおすすめしますが、ビーチの入り口にも以下のような看板があります。

この写真を見ると驚くかもしれませんが、遊泳危険区域に指定されています。遊泳禁止ではないわけですが、やはりリーフカレント（離岸流）のリスクがあるからでしょう。

西表石垣国立公園なので生物の採取は禁止（いろいろルールがある）

米原ビーチ（米原海岸））は西表石垣国立公園に指定されています。美しい自然のある景観だからこそ、守っていきたいものですね。

ビーチ側の駐車場に以下のような大きな看板があります。

この看板に書いているように、生物の採取は禁止ですし、銛（モリ）や水中銃の使用もダメ、海岸でのタバコもBBQもダメだと書かれていますね。

サンゴは減っている

米原ビーチといえば、サンゴを気軽に見られれることが特徴でしたが、２０２２年～２０２３年にかけて八重山諸島は、台風が少なかった影響で多くのサンゴが死んでしまいました。この米原ビーチでも同じ状況になっています。

多くのサンゴを見たくて行くと、がっかりすることになるでしょう。ただし、一部のサンゴは残っていますし、新しいサンゴも生まれつつあります。

米原ビーチへのアクセス方法（行き方）・駐車場・施設・費用

最後に米原ビーチへのアクセス方法や駐車場などの施設情報を紹介しておきます。

アクセス方法（行き方）

米原ビーチへ行くなら車が最も便利なのは間違いありません。レンタカーを借りていくのがおすすめです。市街地から米原ビーチまで、車で約30分です。タクシーで行くと5,000円弱の料金がかかります。

市街地から米原ビーチまでのルートは、県道87号線が早いですが、あえて川平湾の方を周って海沿いで行くのもいいですね。ビーチまで来ると目立つ看板があるので迷うことはないでしょう。

バスでも行けますが、便数が少ないので厳しいです。離島ターミナルのある市街地から米原までのルートは、1日に4～5本しかありません。しかも、便によって所要時間が違い、1時間くらいだったり、2時間くらいもかかったりと予定を立てづらいです。バスで行くなら帰りの時間を決めておき、時間厳守で行くのが前提条件です。

駐車場

米原ビーチには駐車場があるのでレンタカーで行くときに安心です。しかも台数は僅か（7～8台分）ですが無料の駐車スペースもあります。無料駐車スペースは上の写真に向かって右奥です。

しかし、駐車できる台数が僅かなため、すぐ近くの有料駐車場を利用する人が多いです。有料と言っても、500円/日ですから安いですね。

施設

ビーチの駐車場付近には、小さな商店があってドリンクやカップ麺くらいなら買えますが、ランチは近くの集落へ行くか、事前にお弁当などを用意しておくかになります。この商店でシュノーケルセットなどをレンタルできます。また、トイレ・シャワーもあります。

前述の米原ビーチの駐車場の写真の左奥の建物が商店です。

飲食店は、近くの米原集落に数店舗（米原食堂、とんかつ力）だけあります。ただし、営業時間が短い（石垣島あるある）のと行ってみたら臨時休業日だったということもあるので、何か食べられるものを用意しておくことをおすすめします。

費用（料金）

ビーチは無料です。前述した有料駐車場やシャワーを利用するときには費用が掛かります。

住所	沖縄県石垣市桴海144
料金	無料（ビーチの利用）、シャワーは200円
駐車場	有料（500円/日）、一部に無料スペースもある
トイレ	あり
自動販売機	あり
営業時間	施設ではないため設定なし ただし、駐車場横の商店は9時～16時頃
定休日	施設ではないため設定なし
近隣の飲食店	徒歩圏にある（近くの集落にある）
主なアクセス方法	車（レンタカー）で市街地から30分くらい、新石垣空港から20分くらい

米原ビーチの地図

このスポットの凡その場所は以下の地図で示しているところです。

実際の詳細な場所は以下の地図（Googlemap）でご確認ください。